すりごま、いりごま、ゴマ油、日頃から食卓ではなじみのある『ゴマ(胡麻)』
『ゴマ』って何からできるのでしょうか?
ゴマは、英語でセサミシード(sesame seeds)、学名では、セサミンインディカ(Sesamum indicum)といいます。
ゴマは、ゴマ科ゴマ属の一年草の植物です。
アフリカが起源の植物で、暑い熱帯地域のサバンナに生息する背丈が1mぐらいになります。暑さや乾燥に強く、あまり世話をしなくても良く育つタフな植物なんです。
ゴマ属には40種以上の植物がありますが、食用としてのゴマが採れるのはセサミンインディカの1種類のみです。この1種にはさらに、3,000品種あるといわれています。
普段食べている『ゴマ(胡麻)』は、この植物の種子の部分です。
種まきから100日で収穫
ゴマは種まきから約100日程度で収穫できます。ちなみに、お米は140日程度。
国内でゴマの栽培をする場合、種まきは5月、6月、収穫は8月、9月におこなわれています。
種まきから50日程度で白やピンクの花が咲き、その後、たくさんの種子が詰まった実がなります。その種子が『ゴマ』です。
ゴマのほとんどは輸入もの
アフリカが起源のゴマは、アフリカから世界に広がりました。
日本には、中国から伝わってきたようです。
日本では奈良時代には畑でゴマを栽培されていました。
国内では鹿児島県がゴマ(胡麻)の産地としては日本1位です。鹿児島県の奄美にある喜界島がゴマの産地としてよく知られています。
でも、日本で消費されているゴマの99.9%はなんと輸入もの! 国産のゴマは0.1%なんです、国産ゴマは全体のたった1/1000・・・。
世界のゴマ生産量の上位3は、ミャンマー、インド、中国です。スーパーなどに並んでいるゴマ油などの胡麻製品は、海外のゴマが加工されてできているわけですね。
今日もゴマ(胡麻)を食べてお元気に。